アリババのフランス進出:仏ブランドの中国販売を後押し

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仏日刊紙ルフィガロは9月14日付で、中国アリババのフランス進出について報じた。アリババ・フランスは8ヵ月前に発足、現在は10人程度が勤務している。中国の消費市場に注目する仏ブランドのサポートが主力事業で、特に、香港経由のマーケットプレイスであるTmall Global(tmall.hk)を通じた仏製品の取扱に力を入れている。中国本土のマーケットプレイスであるtmall.comでは、既に200余りの仏ブランドの製品が販売されているが、中国の規制が適用されることから敷居が高い。Tmall Globalなら、より緩やかな規制の下で中国向け輸出が可能になり、中国市場の反応を探るのには最適な機会を提供できるという。アリババはこの事業で、出店1社につき年間5000-1万ユーロの手数料を取り、売上高に係り1-5%の収入を得る仕組みになっている。向こう3-5年間で、200-300ブランドの取扱を獲得するのが目標で、主に衣料品、食料品、ワイン・スピリッツ、化粧品、乳幼児向け製品をターゲットとしている。
アリババ・フランスはこのほか、中国人観光客向けに、決済サービス「アリペイ」の対応店舗数を増やす取り組みを進めている。中国製製品を外国で販売するAliExpressの事業は、配達に時間がかかるのが難点で、72時間以内の配達の実現に向けて、欧州レベルで物流体制を充実させることが課題となっている。