ノートルダム寺院不審車事件:女性主導のテロ計画だったことが判明

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

パリのノートルダム寺院付近でガスボンベを乗せた不審車が発見された件で、捜査当局は10日、先に逮捕したオルネラG容疑者(女性)に予審開始を通告し、そのまま拘置することを決めた。車内から指紋が発見されたことから、予審開始を決めた。予審は担当予審判事が起訴の是非を決めるために行う裁判上の手続き。オルネラGは29才で、夫と共に6日に逮捕されていた。この件で6日までに逮捕された者は、オルネラGの夫を含めて全員が釈放された。
この事件では、ノートルダム寺院近くで4日にガスボンベを大量に積んだ不審車が発見され、テロ未遂の容疑で当局が捜査を開始していた。9日の発表によると、車内からは、自動車燃料に浸した毛布とたばこの吸い殻が見つかっており、火災を起こしてボンベを爆発させようとした形跡があるという。当局はこの事件に関係して、8日には3人の女性をパリ郊外で逮捕。逮捕されたのは、不審車の所有者の娘のイネスM(19)と、サラH(23)、アメルS(39)で、アメルSの住居で逮捕された。発表によると、3人は、パリのリヨン駅で爆弾テロを行う寸前であったという。イネスMとサラHは、シリアへの渡航を計画した疑いなどで当局の監視対象となっており、今回の一連の犯行計画も、シリアから直接に指令を受けて準備されたという。イネスMは「イスラム国」に忠誠を尽くす旨の誓約書と犯行動機を書いた文書を所有していた。8日に逮捕された3人は、通信アプリのアカウントを通じて知り合った模様で、最近に起きた警官夫妻殺害事件や神父殺害事件の犯人(いずれも死亡)ともつながりがあった。また、10日までに、サラHの婚約者とされる別の男と、アメルSの15才の娘が逮捕され、取り調べを受けている。
仏国内で、イスラム過激派の女性が主導したテロが摘発されるのはこれが初めて。「イスラム国」は、これまでと戦略を改め、女性にテロの先導をさせて、男性のシンパにも奮起を促す方針とみられている。