刑務所で看守襲撃事件:イスラム過激派を集めた特別区域内で発生

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パリ北郊オスニー刑務所(バルドワーズ県)で4日、受刑者が看守2名を襲撃して負傷させる事件が発生した。この受刑者は、シリア渡航を計画した罪で5年の禁固刑を受けて服役中で、供述によると、金属片を加工した自作の刃物(10数センチ)で看守を攻撃し、2人を負傷させた。
事件は、イスラム過激派のみを集めた特別区域内で発生した。この種の特別区域は試験的に全国5ヵ所の刑務所に設けられているが、今回の事件を経て、整備の計画が見直される可能性もある。受刑者に襲撃された看守らは区域内からの脱出に成功したが、その後、数時間に渡り犯人は区域内の通路にいて、他の受刑者らと話を交わす場面もあったことが、監視カメラの映像により確認されている。事件は、野外散歩に出かける直前に発生しており、同じ野外散歩に出る予定だった受刑者らも、鏡の破片などを所持していたことが調べにより判明、共謀して事を起こす計画だった可能性も浮上している。
イスラム過激派を集めた特別区域の整備は、他の受刑者との接触が起こらないようにして、過激化を妨げることを主な目的として試験導入されたが、過激派間のつながりを醸成するリスクと、さほど過激ではない者が本格的に過激化するリスクを指摘する反対論もある。