顔面移植手術、初の成功患者が死亡

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世界初の顔面移植手術を受けた女性が死亡していたことが分かった。手術を行ったアミアン大学病院が6日、報道を追認する形で明らかにした。
死亡したイザベル・ディノワールさんは、2005年に事故で顔面に大幅な損傷を負った。鼻から唇、顎までという大規模な顔面の移植手術を受け、世界で初めて成功した。その後、この種の手術は、フランスのほか米国、スペイン、中国、ベルギー、トルコ、ポーランドで合計36件が行われているが、うち、ディノワールさんを含めて6人が死亡している。顔面移植については、拒絶反応を抑えるための免疫抑制治療を生涯続けなければならず、そのリスクは大きいとする仏専門家機関の見解もあり、初めての成功例の患者の死因が注目されている。発表によると、ディノワールさんは6年前に、免疫抑制に伴う腫瘍の治療を受けたが、手術から9年目に拒絶反応が慢性化し、悪性腫瘍が2015年と2016年春に再発し、これが死の原因となった。アミアン大学病院は、死因となった悪性腫瘍と免疫抑制剤の投与を科学的に結び付けることはできない、と説明している。