カユザック元予算相、ロカール元首相のためにスイス隠し口座を開設と証言

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カユザック元予算相らを被告人とする脱税事件の公判が5日に再開された。元予算相は公判で、問題のスイスの隠し口座について、ロカール元首相(故人)に政治資金を提供するために1992年に開いたものだと説明した。
カユザック氏は、予算相を務めていた2012年に、スイスに隠し口座を保有しているとの疑惑が浮上。当初は容疑を認めずに辞任したが、辞任後に事実関係を認めた。カユザック氏は隠し口座の開設について、ロカール元首相の周囲から政治資金を集めるよう求められ、スイスに隠し口座を開き、製薬会社数社に振り込みを打診した(カユザック氏は整形外科医)と説明。数社がこれに応じて資金が口座に集まった。その後、社会党が選挙で惨敗し、ロカール元首相の大統領選出馬の可能性も断たれたことから、資金の必要がなくなり、口座はそのまま放置されたという。
ロカール氏はこの夏に死去したばかり。カユザック氏は、ロカール氏本人から求められたわけではなく、本人にこの件を話したこともなく、本人は知らなかったはずだとも言明した。カユザック氏はこの証言で、私欲から隠し口座を開設したわけではないことを主張したわけだが、証言の信ぴょう性を確認する手立てはない。また、カユザック氏は2000年に、増毛手術を受けた顧客からの報酬の受け皿として隠し口座を利用しており、公判ではこちらの釈明も注目される。