ヴィーガニズムを実践する人が増加

フランスでヴィーガニズム(動物由来の食品や製品を除いた生活を送る人)を実践する人が増えている。ヴィーガニズムの実践者のなかでも、動物食品、乳製品、卵を食べない完全菜食主義の人、皮革製品や動物実験が実施される化粧品の使用も控える人など、その実践の具合に差がある。フランスでヴィーガニズムを実践している人の数を把握するのは困難だが、仏ヴィーガニズム協会の会員は2013年の2770人が2016年には4628人へ増え、ヴィーガニズム食を提供する飲食店の数は400店を超えると予想される。今年9月半ばにはパリで、ヴィーガニズム関連の初見本市SMMMILEも開催される。ヴィーガニズム実践者は「健康」「環境保護」「動物保護」などを動機に挙げている。家畜屠殺場の撮影動画を流して、世論の注意を引いた動物保護のアソシエーションL214の会員数は2013-16年の間で8倍に増えた。
ヴィーガニズムの推進団体は、2017年に刷新される「全国健康栄養プログラム」にヴィーガニズムの影響を及ぼすことを目指している。ヴィーガニズムを新しい健康トレンドと見なす向きもあるが、肉食の人が減少する一方で、菜食主義者やヴィーガニズム実践者が増加しており、こうした現象は一時的な流行ではなく今後5-10年は続くと予想する社会学者もいる。