ニース事件:カズヌーブ内相に批判が集中

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ニース事件に絡んで、カブヌーブ内相が批判の標的となっている。ニース市営警察で公道監視カメラの責任者を務めるサンドラ・ベルタン氏は、24日付の日曜紙JDDに対して、内務省の大臣官房を名乗る者から、事件当時の警官などの位置に関する報告書の内容を改めるよう、数度にわたり圧力を受けたと証言。これを受けて、内相は同日のテレビインタビューなどを通じて、圧力をかけた事実は一切ないと全面的に否定し、名誉棄損で提訴を行うと予告した。
事件当時の警官などの配置場所を巡っては、内務省の当初発表とは異なる状況であったことが判明しており、物議となっていた。当局は、状況を明確化するために調査中だが、ベルタン氏に接触したのは、ベルタン氏が言うように官房スタッフではなく、警察庁の関係者だった模様で、その限りでは内相の説明は妥当と考えられる。その一方で、ベルタン氏は、事件を契機に政府批判を強めるニース市のエストロジ前市長(共和党)に近い人物と言われており、今回の件も政治的な場外乱闘という印象が強い。双方とも、事件を防ぐ体制が万全だったかという肝心の点を見失って泥仕合を続けているようにも見える。