ニース事件:5人に予審開始通告

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ニース事件で、捜査当局は21日、事件後に逮捕した者のうち5人にテロ協力の容疑で予審開始を通告した。このうち3人は、犯人のブレルと同じくチュニジア系の21才から40才にかけての男性3人で、いずれもブレルの犯行計画を知っており、これに協力したり、教唆するなどした疑いがもたれている。あとの2人は、アルバニア系の38才と42才の夫婦で、ブレルが犯行に使用した拳銃を提供した容疑で追及を受けている。5人とも、イスラム過激派として当局にマークされていた人物ではなかった。
チュニジア系の容疑者のうち2人は、イスラム過激派に共感する思想の持主で、別途テロを計画していた可能性がある。犯人のブレルとともに、犯行に使われたトラックの車中にいるところを携帯撮影の写真に残したり、犯行後の現場に赴いて現場を撮影するなどしていた。また、ブレルは昨年夏の革命記念日の際の現場の写真などを保有しており、今年に入ってからは、チュニジア系の人物がパリ市内の警察署の襲撃を企てて死亡した事件の報道記事(1月9日)を保存するなどしており、犯行の意志が徐々に形成されていったことをうかがわせている。その一方で、協力者らとのつながりを裏付ける多数の証拠を残したまま犯行に赴き、また協力者の側でも多数の証拠の残して逮捕されたことからは、この事件で特に目立つ素人臭さがうかがわれる。今のところ、犯人およびこれらの協力者と「イスラム国」の間のつながりは確認されていない。