パリ北郊で暴動、逮捕された若者の死がきっかけに

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パリ北郊ボーモンシュルオワーズ市などで、20日夜にも暴動が発生した。同市と、隣接するペルサン市などで、憲兵隊と若者を中心とするグループの間で小競り合いがあり、自動車が放火されるなどの被害が出た。憲兵隊は9人を逮捕した。
19日に、犯罪捜査の関連で逮捕された青年が死亡する事件があり、これがきっかけとなり暴動が発生した。19日夜には若者グループと憲兵隊の衝突時に隊員数名が軽傷を負う事態となった。きっかけとなった事件では、盗難事件の捜査の一環で、ボーモン市内で若い男性が逮捕されたが、その場にいた兄弟も、事件とは関係がなかったが逮捕され、逮捕後に死亡した。憲兵隊は心臓麻痺と発表したが、一緒に逮捕された兄弟(その後に釈放)は、理由のない暴行を隊員から受けたのが死の原因だと主張。これに呼応して暴動が発生した。
同じパリ北郊では、この種の死亡事件がきっかけとなって、2005年夏に大規模な暴動事件が起こった。事件は都市郊外の困難な状況を背景に起こったと受け止められ、郊外地区の活性化などの対策が展開されるきっかけになったが、今回の事件は、状況の改善が遅れていることを改めて印象付けた。