アップルペイ、フランスでもサービス開始

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米アップルは7月18日、モバイル決済サービス「アップルペイ」をフランスで開始した。BPCE銀行とカルフール・バンク(食品小売大手カルフールの銀行子会社)が顧客を対象にサービスを開始した。
アップルペイは、携帯端末を財布代わりに使って店舗などで支払いができるサービス。銀行カードを端末に登録しておけば、携帯端末の指紋認証を経て、暗証番号不要で非接触型の決済が完了するという仕組み。BPCE銀行とカルフール・バンクは、自社の顧客でiPhoneなど対応端末を保有する人を対象に、アップルペイの利用に応じる。決済はビザ・カードが代行するため、紐付けられるカードはビザ対応である必要がある。端末としては、iPhone6、iPhone6S、iPhoneSEか、iPhone5以上に連動したアップルウォッチが必要。実際に利用できる人は100万-200万人程度と見られている。
アップルは「アップルペイ」の利用1件につき5ユーロセント近くの手数料を要求しているという。インターチェンジ手数料の半分程度をアップルに持ってゆかれることになり、銀行側にとって条件はかなり悪い。このため、大手銀行のうちアップルペイ対応を決めたのはBPCE銀行のみで、競合他行は待ちの姿勢が目立つ。BPCE銀行は、キラーコンテンツとしての集客効果に期待し、アップルペイの取り扱いに踏み切ったが、他行は、GIEカルトバンケール(仏銀行カード運営主体)が開発を進めているモバイル決済プラットフォーム(2017年1月に本格運用開始を予定)に期待。GIEカルトバンケール経由の決済なら手数料も安くできるという期待がある。各行が協力して導入したオンライン決済サービス「Paylib」がモバイル決済導入の足場になる見通し。