マクロン経済相、ジャンヌダルク祭りで演説

マクロン経済相は8日、オルレアン市で開かれたジャンヌダルク祭りに出席。2017年の大統領選を強く意識した演説を行った。
8日はフランスでは第2次大戦の祝勝記念日に当たり、同日朝にはパリでオランド大統領が挙行する記念式典が行われた。経済相はこれに出席した後、オルレアン市での式典に出席した。5月8日は、第2次大戦の祝勝記念日のほかに、百年戦争時に英国軍によるオルレアンの囲みをジャンヌダルクが率いる王党派の軍勢が破った日にも当たる。オルレアン市は587回目の記念日の式典を挙行、同市のオリビエ・カレ市長(野党の共和党所属)はこれにマクロン経済相を招いた。
マクロン経済相は先に、左右にこだわらずに国民の結集を目指すとして政治運動「アン・マルシュ」を立ち上げたばかりで、これに呼応するような舞台設定での演説となった。経済相はこの中で、「ジャンヌダルクは夢を見た。それが現実となった」などと述べて、あたかも自らをジャンヌダルクとなぞらえるような手法で、荘重な演説を展開。国民が力を結集して努力をすれば、困難な状況を克服することができるなどと語った。
経済相はもちろん、大統領選挙には一切言及しなかったが、この演説が選挙を意識したものであるのは間違いない。社会党内には経済相の派手な動きに対する不快感もくすぶっており、また、主要労組のうちFOとCGTは、マクロン経済相が来ることを理由にオルレアンの式典をボイコットしており、自由主義的な立ち位置の経済相には敵も多い。