失業者数、3月に大幅減

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26日発表の雇用統計によると、3月の失業者数は353万人となり、前月比で6万人の大幅減を記録した。この減少幅は2000年末以来で最大となった。すべての年齢層で失業者数は減少し、25才未満の若年層に加えて、50才超の層でも減少が見られた。
3月の数字が本格的な改善を示すものであるかを巡っては議論がある。失業者数は昨年8月以来、増加と減少を交互に記録するという推移を続けており、2月には3万8400人増と、この数年間で最大の増加を記録していたばかりだった。この数ヵ月では上下動が増幅する傾向もうかがわれ、これは、手続きや統計上の不備が生じていることを暗示してもいる。
現状で本格的な回復とは言えないのは確かだが、出入りの多い展開ながら、均して見ると失業者数は全体としてはさほど増えておらず、雇用情勢が回復に向かう兆しと見ることもできる。ただ、3月には同時に、当該月に一定の就労実績がある求職者数が合計で5万人程度増えており、これは、今のところ失業者が不安定な雇用に移行しただけで、本格的に雇用情勢が回復したわけではないことを示唆している。また、野党勢力は、政府の雇用対策で失業者数が表向き減っただけで、雇用が定着したわけではないと主張している。