マクロン経済相、「家来じゃない」発言で新たな騒動

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マクロン経済相の新たな発言が社会党内で物議を醸している。経済相は地方紙とのインタビューで、オランド大統領との関係について、個人として忠実に対応するが、自分は大統領の「家来」ではないと発言。この発言を巡っては、ルフォル農相(政府報道官)が、経済相は「家来」という言葉を使ったことを釈明すべきだと述べて、オランド派とマクロン経済相の間の対立が一段と深まっていることをうかがわせた。
マクロン経済相は金融業界の出身で、オランド大統領が就任直後に大統領顧問に抜擢。次いで2014年8月には経済相に任命された。経済相は国民の間で人気も高く、最近では政治集団「アン・マルシュ」を設立。オランド後の政局で主導権を握ろうとする動きを強めており、犬猿の仲であるバルス首相はもとより、このところはオランド大統領との関係も険悪になってきた。
オランド大統領はすでに、先週のテレビ出演の際に、マクロン経済相について、「経済相は私に対する恩義があり、個人的・政治的な忠実を尽くす義務がある」と述べて、政府の結束を乱すような言動は慎むよう呼びかけていた。経済相はこれに答える形で、個人として忠実であり続けるのは無論だが、自分は政治的な派閥には属していないと言明、「閣僚の任命は、家来を作るためではなく、国のためにそれがよいから決めるのであり、オランド大統領もそのように考えているはずだ」と述べた。
この報道後に、大統領は21日、マクロン経済相やトゥレーヌ保健相を従えて、製薬工場(ノボ・ノルディスク社)の見学を行った。大統領と経済相は同じ自動車に乗って工場に到着、結束ぶりを示す演出をしたが、経済相は見学中に、大統領とは離れたところで工場関係者と談話するなど、およそ敬意の感じられない行動が目立ち、大統領が眉をひそめるような場面もあった。