パリ・ブリュッセルのテロ事件:アブリニ容疑者、ブリュッセルで逮捕

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

ベルギー警察は8日、テロ事件の捜査の一環で、容疑者5人をブリュッセルで逮捕した。この中には、昨年11月のパリ同時テロに関与した疑いで長らく指名手配中だったモハメド・アブリニ容疑者(31)が含まれる。同容疑者はモロッコ系のベルギー人で、パリ同時テロ実行犯の唯一の生き残りで先にブリュッセル・モレンベークで逮捕されたサラ・アブデスラムと協力関係にあった疑いが持たれており、当局は行方を追っていた。
同容疑者はまた、3月22日にブリュッセルで発生したテロにも関与。同容疑者は、警察の取調べに対して10日までに、ザベンテム空港の自爆テロ犯2人に同行していた「帽子の男」が自らであったことを認めたという。さらに、グループはフランスで新たなテロを計画していたが、警察の捜査で追い詰められたことから、予定を変更してブリュッセルでテロを行うことにしたとも供述したという。計画されていたテロの標的については、当局は明らかにしていないが、報道によると、パリ副都心ラデファンスのショッピングセンター「キャトルタン」や、キリスト教系の団体が狙われていたとされている。
8日にはこのほかに、スウェーデン国籍のオサマ・クラエム容疑者(23)も逮捕された。同容疑者は、ブリュッセルの地下鉄内で発生した自爆テロの際に、犯人のハリド・エルバクラウィに同行していた人物であると見られており、さらに、ザベンテム空港のテロ犯が爆発物を運ぶのに使ったバッグを購入した人物とも見られている。同容疑者は、シリア難民の子としてスウェーデンで生まれ、過激化の末にシリアに渡航した。シリア難民の中に混じって昨年9月にギリシャに入り、そこでは「ナイム・アル・ハメド」の偽名で当局による入国時登録を受けていたことが確認されている。