仏クレディミュチュエル、IBMのAIシステム「ワトソン」導入へ

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仏クレディミュチュエルCICは、質問応答・意思決定を支援するIBMのAIシステム「ワトソン」の利用について契約した。「ワトソン」フランス語版を採用するフランス初の金融機関となる。保険と貯蓄に関するバーチャル・アシスタントとして今年11月から利用を開始する。そのほかでは、顧客からの問い合わせ処理(内容の分析、早急の処理が必要が否かの判断)、顧客係への回答モデルの提案などに利用する。「ワトソン」導入のコストは2016年に2000万ユーロ超、その後数年間では数億ユーロと試算されている。
インターネットの普及により金融機関はオンラインでの問い合わせ急増に直面している。クレディアグリコルでは、米国ですでに使われている意味解析ツールを、簡単な問い合わせの処理への対応にあてることを検討している。ソシエテジェネラルは、メール管理の最適化のための認識技術に取り組んでおり、貯蓄金庫では、意味解析ソフトを地方金庫レベルでテストしている。またクレディアグリコルでは、顧客が必要とする情報を開示することで問い合せが減るとの判断から、遅くとも2017年初めには、顧客が住宅ローンの申請審査の状況をネットで把握できるようなサービスも導入する。