米セスナ、新型ビジネスジェットで仏サフラン製エンジンの採用を取りやめ

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米セスナはラスベガスで開始されたNBAA(全米ビジネスジェット展示及び会議)の機会に、米ハネウェル社のエンジンを搭載した新型ビジネスジェット機「サイテーション・ロンジチュード」を披露した。セスナは、当初は仏スネクマ(サフラングループ子会社)のビジネスジェット・エンジン「シルバークレスト」の採用を決めていたが、競合するハネウェルのエンジンに変更した。「シルバークレスト」はスネクマがビジネスジェット機用に開発中のターボファンエンジンで、セスナのほかに仏ダッソー・アビエーションの「ファルコン5X」への採用が決まっていた。セスナがエンジンを変更した理由は公式には発表されていないが、「シルバークレスト」の開発が技術的問題から遅れていることよりも、セスナが「サイテーション・ロンジチュード」のサイズを当初よりも縮小したことで、ハネウェルのエンジンのほうが適切だの判断されたことが理由だとされる。
ビジネスジェットの開発では、こうした変更は珍しくはなく、ダッソーも「ファルコン5X」のエンジンを英ロールス・ロイス社製から「シルバークレスト」に変更した。セスナも別の新型機で「シルバークレスト」を採用する可能性はあるとみられているが、そのためには技術的問題の解決が急がれる。スネクマは「シルバークレスト」の開発にこれまで6億ユーロを投資したとされるが、いまだに認定の日程が不透明で、ダッソーは「ファルコン5X」の開発日程を明確にすることが出来ないでいる。ダッソーは当初、今夏に「ファルコン5X」のテスト飛行を行い、2016年に認定を取得して、2017年に第1号機を引き渡することを予定していた。