パリ同時テロ事件の犯人のうち、5人を特定:首謀者も判明

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

パリ同時テロ事件では7人のテロリストが死亡した。6人は自爆し、1人は警察官による銃撃と自らが体に巻いていた爆発物の爆発で死亡した。16日までに5人が特定された。
14日にコンサートホール「バタクラン」で自爆した1人が指紋から「オマール・イスマイル・モステファイ(Omar Ismaïl Mostefaï)」(報道によっては「イスマイル・オマール・モステファイ」とされている)という29歳のフランス人であることが判明した。2013年秋から2014年春にかけてシリアに滞在したとの情報があり、帰国後はシャルトル市に居住していた。
15日にはサンドニの多目的スタジアム「スタッド・ド・フランス」の近くで自爆した3人のうちの1人が「ビラル・ハドフィ(Bilal Hadfi)」という20歳のフランス人と特定された。シリアで「イスラム国」に参加した経歴があるとみられている。またパリ市内のボルテール通り(11区)で自爆した犯人は「イブラヒム・アブデスラム(Ibrahim Abdeslam)」と判明(報道によっては「ブラヒム・アブデスラム(Brahim Abdeslam)」)。イブラヒム・アブデスラム(31歳)はベルギー在住のアブデスラム3兄弟の1人で、犯行に使用された乗用車を手配したとみられるサラ・アブデスラム容疑者は現在国際指名手配中。同容疑者は13日夜に別の自動車で国境を通過してベルギーに帰国したことが分かっており、これがベルギーでの捜査のきっかけとなった。残る「モハメド・アブデスラム(Mohamed Abdeslam)」容疑者はベルギーで逮捕され、取調中。
16日にはさらに2人が特定された。スタッド・ド・フランスの近くで自爆した3人のうち、もう1人が「アフマド・アル・モハンマド(Ahmad Al Mohammad)」という25歳のシリア人と発表された。これはパスポートの情報に基づいているが、シリアのパスポートは偽造品も多いことから、今後の検証が待たれるとされている。また、バタクランで死亡した3人の犯人のうちの1人は「サミ・アミムール(Samy Amimour)」と特定された。パリ生まれでドランシー(パリの北西郊)に居住するフランス人で、28歳。2012年にすでにテロ容疑で逮捕歴があった。

テロの首謀者は27歳のベルギー人か
ベルギーでの報道によると、パリ同時テロ事件を指揮したのは「イスラム国」に所属するベルギー人「アブデルハミド・アバアウド(Abdelhamid Abaaoud)」容疑者と特定された模様。ブリュッセル郊外モレンベーク市の出身で、27歳。アブデスラム兄弟との結びつきが判明している。同容疑者はシリアに滞在しているとみられている。