TGV東線で脱線事故、11人が死亡

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

パリとストラスブールを結ぶ高速鉄道(TGV)新線で14日15時頃、試験走行中の車両が脱線事故を起こした。列車に乗っていた人のうち11人が死亡、負傷者は37人(うち12人が重傷)を数えた。
列車はパリからストラスブールに向かう途中、ストラスブール郊外のエクベルスエム市で事故を起こした。新規に建設された高速鉄道用の線路から、在来線の線路に合流する地点の目前で脱線した。先頭の機関車が川をまたぐ橋梁の柱に衝突し、後続車両は2つに折れて転落した。捜査筋によると、列車は事故当時、時速350kmで走行していた。
TGVは1981年の開業以来で、死亡事故を起こしたのはこれが初めて。捜査当局は、犯罪やテロの可能性を現時点で否定することはできないが、それが有望な仮説というわけではないと説明し、慎重な見方を示している。仏国鉄SNCFのペピCEOは、営業運転では脱線防止の安全装置が機能するが、事故を起こしたのは新線開業前の試験運転車両だったため、安全装置が作動していなかったと説明。営業運転でこの種の事故が起こることはありえないと強調した。事故原因については今のところ判明していないと述べた。
パリとストラスブールを結ぶTGV東線は、パリ郊外からボードルクール(モーゼル県)まで既に整備されており、残りの区間が、2016年4月の開業を目指して最終準備中だった。今回の事故により、開業の時期は延期されることになる。