パリのテロ事件、捜査に進展

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

パリで13日夜に発生した同時多発テロ事件について、その後に当局が行った発表によると、合計で少なくとも129人が死亡し、負傷者は352人に上り、うち99人は重傷を負った。最大の被害を出したコンサートホール「ル・バタクラン」の襲撃の死者数は89人に上った。129人の死者のうち、103人の身元がこれまでに確認された(バルス首相が発表)。
犯人は3つのチームに分かれて連携しつつ行動したと思われ、「7人のテロリストが死亡した」。より早い発表では8人のテロリストが死亡したと報告されていたが、7人に修正された。犯人は全員が同様の爆発物を身にまとっており、最初から自爆する覚悟で攻撃を決行したと考えられる。なお過激組織「 ISIL(イスラム国)」は14日の犯行声明で「8人」と発表していた。
コンサートホールで自爆した犯人の1人については、指の残骸が発見され、指紋から1985年エソンヌ県生まれのフランス人(氏名は「Ismaël Omar Mostefaï」)であることが判明した。2004年から2010年にかけて8回の前科があるが、刑務所に収監されたことはない。ただし、2010年に「過激化」が認められるとして当局にマークされていた模様。父親や兄弟などの近親者が現在取り調べを受けている。
また、犯行に使用された2台の黒塗りの自動車(車種はセアトとポロ)のうち、バタクランの近くに駐車されていた1台(ポロ)はブリュッセル在住のフランス人がベルギーでレンタルしたものであることが判明し、協力を要請されたベルギーの捜査当局は14日午後に3人の容疑者を逮捕した。フランス当局は、これらの容疑者についてはマークしていなかったとしている。
カフェやレストランの襲撃で用いられた自動車(セアト)のほうはパリ東郊のモントルイユで発見された。車内からは自動小銃が見つかっている。