地域圏議会選:バルス首相が左派・保守の協力に言及、物議に

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12月6日に行われる地域圏議会選挙の第1回投票を前に、バルス首相が左派と保守中道間の協力の可能性に言及し、物議を醸している。首相は10日夜、記者団との懇談の機会に、極右「国民戦線(FN)」の勝利を阻む目的で、決選投票において候補リストを保守中道勢力と統合する可能性に言及。12日には、上院での答弁の機会に、「全17地域圏(海外地域圏含む)のうち、最大で3ヵ所でこの問題が生じるだろう。FNを排除するためにすべてをしなければならず、いかなる可能性も除外すべきではない」と言明した。
地域圏議会選挙では、第1回投票で一定の得票率を得た候補リストが、決選投票に進出できる。また、一定以上の得票率を得た候補リスト間で統合リストを作り、決選投票に臨むこともできる。決選投票が保守中道、左派、極右の三つ巴戦になった場合、力関係により極右が第1党となり、過半数を制する可能性も浮上する。従来は、投票率が低い方が立候補を取り下げるという形で、極右阻止の協力がなされることが多かったが、極右の台頭が目立ち、それでは不十分という危惧も出始めていた。ただ、最初からリスト統合の可能性を口にするのでは、極右勢力が批判の矛先に挙げている「左右両陣営の馴れ合い」を地で行く展開となりかねず、左派勢力は揃って、首相の発言を批判している。