GEによるアルストムのエネルギー部門買収、18ヵ月を経て完了

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米産業大手GEによる仏アルストムのエネルギー部門の買収が11月2日付で完了する。18ヵ月に及んだ買収手続きがようやく完了する。
GEはこの買収により、アルストムの売上高で7割に相当する事業を手中に収める。GEはこの買収後で、年商500億ドル、従業員数12万6000人の規模に達する。買収計画の発表時点では、買収事業の評価額は123億5000万ユーロに設定されていたが、計画は各種の修正を経て、買収額は85億ユーロ程度まで引き下げされた。正確な金額は2日に決定される。
アルストムはこの取引で、GEの鉄道信号システム事業を7億ユーロで取得し、鉄道機器の専門企業に転身する。ただ、GEの再生可能エネルギー(水力・洋上風力)部門の50%、グリッド部門の50%、原子力発電所用タービン部門の20%をそれぞれ取得し、これらの株式を2018年まで維持する方針が決まっている。
フランス国内では、この買収による雇用への影響が最大の関心事となっている。GEは差し引き後で向こう3年間に仏国内で1000人の雇用を創出すると約束、うち200人はデジタル分野の事業で創出されることになっている。GEにとっては、買収するアルストムの事業は自社の事業に比べて利益率で劣っており、採算性の向上が不可避の課題となる。