家系調査の「genealogie.com」、官報デジタル化に着手

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家系調査の専門サイト「genealogie.com」は、古い官報のデジタル化に取り組んでいる。首相府下のDILA(法定情報・行政機関情報局)と協定を結び、1869年から1931年までの官報60万ページ分をデジタル化する。アーカイブを有料で家系調査のプロや愛好家に提供する計画。
自らのルーツを探り、家系図を作成する趣味「ジェネアロジー」は静かなブームが続いている。官報には、受勲や軍人年金、恩給、各種の任官などで該当者のフルネームが記載されていることから、家系調査においては貴重な資料となる。古い官報は県ごとの発行で、各県が管理していることから、「genealogie.com」は、各県にかけあってそれぞれ許可を取得した。同社はIT関連企業が多く集まるラバル市(ブルターニュ地方)の拠点に、企業買収を経て獲得した大判のスキャナ設備を所有しており、数十人のスタッフを投入して、読み込みとアーカイブ化を進めている。費用は500万ユーロ程度に上る見通し。
同社は、月額10ユーロの加入者向けに、官報アーカイブの検索・閲覧サービスを提供する計画で、将来的に20万人の加入者獲得を目指している。同社は1994年の設立、個性的なプレゼントを購入できる「Cadeaux.com」などのサイトを稼ぎ頭に、年商1000万ユーロを達成している。同社はBPIフランス(公的投資銀行)の支援も得ている。