CAC40指数の構成企業、1-6月期に業績改善

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日刊紙ルフィガロは8月6日付で、パリ株式市場CAC40指数の構成40社の1-6月期業績を総括する記事を掲載した。グループ純益のランキングでは、トップが石油大手トタルの50億2000万ユーロだが、原油安が響いて前年同期比で12.5%の減益となった。2位は銀行大手のBNPパリバ(42億300万ユーロ)で、前年同期には米国での巨額の罰金処分で苦しんだが、顕著な回復を見せた。3位は保険大手のアクサ(30億7700万ユーロ)で、好調な業績を達成した。4位はEDF(仏電力)の25億1400万ユーロで、エネルギー部門が厳しい状況に直面する中でも、減益率を0.2%に留めることができた。5位は製薬大手サノフィ(23億2500万ユーロ)で、24.9%の増益を達成した。全体で、40社の純益合計は395億6200万ユーロで、前年同期比で34.2%の増加を記録した。
全体として、折からのユーロ安が各社の収入を押し上げ、また国際競争力の向上をもたらした格好になった。ユーロは、欧州中銀(ECB)による量的緩和を背景に、この1年間で20%の低下を記録しているが、CAC40企業は平均で収入の40%を欧州外で達成しており、ユーロ安は輸出促進に直結した。欧州市場の回復も見逃せない。半面、仏国内の市況は欧州諸国全体との比較で回復が遅れ気味で、「少なくとも底入れ、回復も」(建設大手バンシ)、「事業の段階的な安定化」(建材大手サンゴバン)など、業種により企業側の見方もまだ厳しい。他方、新興国では、中国を中心に息切れ感が出始めており、中国事業に左右されやすい自動車部門を中心に、一部の業種ではこれが今後の懸念材料となっている。