6月の失業者数、前月並みに

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7月27日発表の公式統計によると、6月の失業者数(本土)は355万3500人となり、前月比で1300人増加した。当該月に一定の就労実績がある求職者を加えた失業者総数は539万7000人となり、こちらは前月比で1万6800人の減少(率にして0.3%減)を記録した。
見かけ上は失業増に歯止めがかかったように見えるが、これは統計の算出方法が同月から修正されたことに由来している。新方式では、失業者からトレーニング受講者や公的援助が伴う雇用での就労者などを除外した数字を集計しており、その分失業者が少なくなっている。従来の方式で計算すると、6月の失業者数は1万1300人増えた計算になるといい、失業者総数の方も、発表値より2万4800人多く、従って、前月比で増加が続いたことになる。
1月以来の推移では、当該月に就労実績がない失業者は5万2800人の増加を記録。これは1ヵ月では8800人の増加に相当し、2014年下半期に比べると、増加数は半分程度にまで下がっており、増加の勢いはかなり鈍ってはいる。ただ、1年前と比較すると、失業者数は7.1%と顕著な増加を記録している。
政府は、年頭に導入の低賃金雇用対象の社会保険料引き下げや、6月に導入された一連の措置(初めて従業員を採用する企業向けの4000ユーロの奨励金など)の効果で、雇用情勢は回復に向かうと予想。UNEDIC(失業保険管理機構)の予測では、2015年には失業者数が通年で1万2000人増加する見通しで、これは年内に失業者数が前月比で減少に転じることを意味する。続いて2016年には6万人の減少を記録する見通しだが、非正規雇用の増加などが進むのではないかという懸念もある。