フェブレー、米ワブテックが買収へ

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鉄道機器製造の仏フェブレー(Faiveley)は7月27日、米同業ワブテック(Wabtec)に買収される方向で、独占交渉を開始したと発表した。フェブレーは年商15億ユーロ、客車向けの部品製造に強く、空調設備やパンタグラフなどを得意としている。ワブテック(年商28億ユーロ)は、フェブレーの評価額を17億ユーロに設定して友好的TOBをかける計画で、これはフェブレーの24日の株価に比べて40%高い。フェブレーは、同名の経営陣一族が52%資本を保有、残りは上場されているが、ワブテックによる買収で得られる資金の75%を投じて、ワブテックの6%株式を確保し、2人がワブテックの取締役会に入る(総勢14人)計画。なお、ワブテックの株主はすべて投資ファンド(バンガード、ブラックロック含む)となっている。
合併する両社の事業は補完性が高く、地理的には、ワブテックは北米に、フェブレーは欧州にそれぞれ強い。また、ワブテックは貨物車両向けで、フェブレーは客車向けでそれぞれ強く、合併後の事業比率は、客車が55%、貨物車両が45%と均衡する。統合後にフェブレーは客車部門の経営を引き受けることになり、ランボーメアソン現CEOが同部門の指揮を継続する。フェブレーの5700人の従業員は概ね維持される見通し。