シュナイダー、英アヴィバの経営権を獲得へ

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仏電機大手シュナイダー・エレクトリックは7月20日、工業用ソフトウェア大手の英アヴィバ(Aveva)の経営権を獲得すると発表した。シュナイダーが工業用ソフトウェア部門の「シュナイダー・ソフトウェア」をアヴィバに持ち寄った上で、アヴィバの増資をシュナイダーが引き受けることにより、53.5%の株式を取得する。シュナイダーはこの取引で5億5000万ポンド(7億9200万ユーロ)を支払う。アヴィバは、シュナイダー・ソフトウェアの吸収により、年間売上高が3億4200万ユーロ(2014年)から7億6900万ユーロへ増加する。アヴィバの経営陣は温存されるが、シュナイダーは執行権のない取締役2人をアヴィバに送り込む。
アヴィバは現在、事業の半分程度を石油・ガス部門を顧客として達成している。シュナイダー・ソフトウェアの吸収により、食品加工、鉱業、化学などに顧客部門を多様化できる。地理的にも、従来の欧州中心の事業展開に、シュナイダーの北米事業が加わることになり、世界展開を強化できる。
シュナイダーは、事業規模が不十分だったソフトウェア部門を、この取引を通じて拡大し、スケールメリットを狙う。統合によるシナジー効果は、新アヴィバの売上高の最大4%相当(年間3000万ユーロ強)に上るという試算もある。シュナイダーはこのところ、企業買収を通じて経営規模の拡大と重要部門の強化を進めている。2014年の売上高は250億ユーロに上り、過去10年間でほぼ2.5倍に増えた。