リブレA利回り、過去最低の0.75%へ

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仏政府は7月20日、リブレA(利息非課税の貯蓄口座)の利回りを8月1日付で1%から0.75%へ引き下げると発表した。仏中銀のノワイエ総裁の提案をそのまま承認した。0.75%という利回りは、リブレAの開始以来で最低となる。
リブレAの利回りは、2月1日と8月1日の年2回、短期金利とインフレ率に基づいて改定される。所定の数式により自動的に計算がなされるが、中銀総裁はその他の要因を考慮した上で改定幅を提案、これを承認するか否かの最終的な決定権は政府が確保している。インフレ率が0.3%と低いことから、所定の数式に従うと、8月1日の改定では0.5%への引き下げがなされることになるが、ノワイエ総裁は、年末にかけてインフレ率が上昇する見通しを示しつつ、頻繁な上下を避ける目的で、下げ幅を0.25ポイントに抑制することを提案した。
ノワイエ総裁は、2月1日の定期改定の際に、0.5%への引き下げを求める考えだったが、政府が利回り引き下げという不人気な政策を決めることを躊躇し、結局利回りが据え置かれたという経緯がある。ノワイエ総裁は、欧州中銀(ECB)による金融緩和を実質的に浸透させるという意味からも、リブレAの利回り引き下げにこだわっていたといい、今回は最小幅の引き下げを提案し、政府を説得することに成功した。なお、リブレAの資金の大部分は、一括運用の形で低家賃住宅の整備事業向けの融資されており、利回りの低下で融資の拡大が可能になる。