FNの内部対立:ルペン父が法廷闘争でまた勝利

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

極右政党「国民戦線(FN)」の内部対立に絡んで、ナンテール地裁は7月8日、同党創設者のジャンマリー・ルペン氏の訴えを認める形で、郵送による党員投票の差し止めを命じる判決を言い渡した。郵送による投票は党の規約に反していると認定、実際に党大会を開催せずに行う議決は無効であるとの判断を下した。
FNでは、ジャンマリー・ルペン氏と実娘のマリーヌ・ルペン現党首の間で対立がある。現党首が率いる党の執行部は、ルペン氏の党員資格を停止すると共に、ルペン氏が就いていた名誉党首のポストを廃止する旨を盛り込んだ党規約の改正案を党員に示し、郵送による投票でその承認を求めていた。ルペン氏は、党員資格の停止と党員投票の無効化をそれぞれ求める2件の訴えを起こしたが、ナンテール地裁はこれで、その両方についてルペン氏の訴えを認める判決を下した。
FNはこの判決について、「司法当局はルペン氏の妨害能力を擁護しようと画策している」とコメントして、裁判所の決定を批判。その上で、今回の判決を不服として控訴すると予告した。ジャンマリー・ルペン氏の側では、自らを排除しようとするのはやめて、党の融和の道を探るべきだ、などと娘のルペン党首に対して呼びかけた上で、和解するつもりはあるが、攻撃目標と見定めるフロリアン・フィリポ副党首らの処分が条件であるとの立場を示している。FNの執行部は、控訴でも敗訴した場合、ジャンマリー・ルペン氏の排除を諦めるか、それとも実際に党大会を開いて議決を得るか、二者択一を迫られることになる。