政府、在来線長距離列車の改革に向けた行程表を提示

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ビダリ運輸閣外相は7月7日、「アンテルシテ」の名称で知られる在来線長距離列車の今後について、行程表を明らかにした。1ヵ月前に政府に提出された報告書を踏まえつつ、赤字削減に取り組む方針を示した。
アンテルシテの正式名称はTET(国土均衡列車)で、国が事業組織の主体となり、国鉄SNCFが運行を担当している。地域圏が事業組織の主体を務めるTER(ローカル線)と、高速鉄道(TGV)に挟まれる形で近年、その相対的な重要性が低下しており、また、車両の老朽化(平均の使用年数は35年超)に伴う定時運行率の低下も目立っている。利用客数も、2011年以来で20%減少、2014年の営業赤字は3億3000万ユーロに上った。
先頃デュロン下院議員がまとめた報告書は、国土連絡に重要な役割を果たしている路線や、代替がきかない路線に限り残して、あとはTERへの振り替えやバス輸送への切り替えなどを進めるよう勧告していた。ビダリ運輸閣外相は、このままだと2016年にTETの営業赤字は4億5000万ユーロに上るとして、建て直しの必要性を強調。具体的には、2025年までに、重要路線の車両更新を目的に15億ユーロを追加で投資すると予告。ただ、車両のタイプや導入の日程などの詳細は明確にしなかった。路線の合理化については、年末の選挙を経て発足する地域圏議会との協議を進める方針を確認。地域圏議会選挙では、統合を経て地域圏の大きく輪郭が様変わりすることになっており、先行き不透明感がある中で決定を先送りにした感もある。