ビック、カミソリ新製品をギリシャ工場で製造

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仏日用品大手ビックは、使い捨てカミソリの新製品フレックス5(Flex 5)をギリシャ工場で製造している。アテネ近郊にある同工場(従業員数1200人)はビックのカミソリの世界生産の60%を担っている。ギリシャ危機を巡り、取引先からは懸念の声も上がっているが、ビッグのゲバラ社長は、これまでにもウクライナやアルゼンチンなど、多くの危機を乗り越えてきたと実績を強調、対応に自信を示している。
フレックス5は使い捨て5枚刃の新製品で、去る1月に米国市場で先行販売された。ウィルキンソンと直接に競合する製品だが、フレックス5は柄の部分にスチール製のベアリングを配して、刃が皮膚に滑らかに当たるよう工夫されている。この技術もギリシャの研究開発センター(従業員数104人)で開発。フレックス5は自社の従来製品と比べると25%高いが、競合製品と比べると30%ほど安く、手軽な価格で高い技術の製品を届けるという同社の理念に沿った製品となっている。低価格の実現の鍵は、生産の踏み込んだ機械化にあり、生産機械もギリシャ工場内で開発している。このため、人件費に左右される分が少なく、同社によれば、中国でもギリシャでも生産コストは変わらないという。フレックス5は来年には欧州市場でも発売を予定する。