ロボット見本市イノロボが開幕

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リヨン市のシテ・アンテルナショナルを会場に、7月1日から3日まで、ロボット見本市イノロボ(Innorobo)が開催される。
日刊紙ルフィガロは7月1日付で、イノロボの機会に出展される独ボッシュ社の小型ロボット「Apas」の紹介記事を掲載した。同社はこのロボットを3年前にロデーズ工場(アベイロン県)など自社工場にまず導入。作業員と同じ大きさで、作業員に混じって柔軟に作業を行うことができるロボットとして設計され、導入の成果も上々だったことから、本格的に売り出すことにした。アームには120点の各種センサを備え、インターネット経由でさまざまな種類のタスクを設定できる。人が近づくと自動的に停止し、アームを引っ込める安全設計により、作業員の間で仕事をすることができる。繰り返しが多く、作業員にとっては消耗が激しい動作や、正確さを要求される作業に向いており、組み立て作業だけでなく、チョコレートの装飾といった作業にも対応できる。1体は12万ユーロと高いが、ボッシュは、1年あれば投資は回収可能と説明している。
フランスでは、ドイツと比べてロボットの導入は遅れている。IFR(国際ロボット連盟)の統計によると、フランスで稼働中のロボットは現在3万1200台で、うち4分の1は自動車工場で稼動している。ドイツの数はこの6倍に上る。ドイツの工業部門の方がフランスよりも規模が2倍大きいのは確かだが、それを考慮しても、普及率はドイツの方がはるかに高い。ロボットに雇用が奪われるといった懸念が今も根強いことなどがその背景にある。仏政府は、中小企業におけるロボット導入を積極的に推進しており、2013年末に開始した「ロボットスターPME」プログラムでは、中小企業170社を対象に、ロボット導入のプラン策定からファイナンスまでを支援する取り組みを進めている。