レジスタンスの闘士4人がパンテオン入り

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パンテオンに新たに4人が埋葬されることになり、5月27日に記念式典が行われた。オランド大統領は、左右の両陣営が共に納得するような結集力のある人物として男女2人ずつを選び、共和国の精神と国民の団結を訴える機会とした。
パンテオンは大革命後に設置された「共和国の霊廟」で、共和国に尽くした偉人を祭る墓所としての役割を果たしている。新たに埋葬が決まったのは、第2次大戦中にレジスタンスの闘士として活躍した4人。男性のジャン・ゼーとピエール・ブロソレットの両氏はいずれも大戦中の1944年に死亡。対独協力政権(ビシー政権)の発足前に教育相を務めたジャン・ゼーは、ビシー政権の発足と共にレジスタンスに加わり、投獄の上、親ナチスの民兵組織により殺害された。ピエール・ブロソレットはドゴール将軍がロンドンに開いた抵抗政府に加わり、フランスに潜入して活動中に秘密警察(ゲシュタポ)に捕らえられた。拷問を受けて秘密を明かすのを恐れて、投身自殺を遂げた。他方、2人の女性、ジュヌビエーブ・ドゴールアントニオとジェルメーヌ・ティイヨンは、いずれもレジスタンスに加わり逮捕され、共にラーベンスブリュック強制収容所に送られた。ドゴールアントニオはドゴール将軍の姪に当たり、強制収容所からの生還後は、人権擁護・貧困対策を推進し、NGOのATDカールモンドの会長などを務め、2002年に亡くなった。ティイヨンは戦前から民俗学者として活躍、戦後は、アルジェリア戦争の平和的解決に向けて尽力するなど貢献があった。2008年に没した。