LVMH、日刊紙ルパリジャンを買収へ

高級ブランド大手のLVMHは5月26日、日刊紙ルパリジャンの買収に向けて、アモリー・グループ(メディア)と独占交渉を開始したと発表した。
ルパリジャンはパリ首都圏の地方紙という扱いだが、同じ内容に各地方版を追加した号が「オージュールデュイ・アン・フランス」の名称で全国的に販売されている。1日の発行部数はルパリジャンが22万9638部、オージュールデュイが14万8220部(2014年)で、いずれも8%減を記録しているものの、合理化努力が実を結び、2015年には黒字転換できる見通しとなっている。業績改善のめどが立ったところで、親会社のアモリー・グループはその売却に着手することを決めた。アモリーはこれで、スポーツ関連事業(スポーツ紙レキップとスポーツイベント主催)に集約化する。
LVMHは2007年に経済紙レゼコーを買収しており、新たに買収するルパリジャンをレゼコー・グループに統合する計画。統合後では、発行部数が50万部、インターネット版の読者が1200万人、年商3億4000万ユーロの大手になる。現在、国内では、ルモンド紙と週刊誌ヌーベル・オプセルバトゥール(実業家のベルジェ、ニエル、ピガス氏が主導)、リベラシオン紙と週刊誌レクスプレス(実業家のドライ氏が主導)の統合がそれぞれ進んでおり、今回の買収計画も、デジタル時代への移行をにらんだ業界再編の動きに位置づけられる。