ファブラボの仏連合組織が発足へ

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5月上旬にトゥールーズ市でファブラボ・フェスティバルが開催された。この機会を利用して、37ヵ所のファブラボが連合組織を設立することを決めた。ファブラボの認知向上を図ると共に、ファブラボとして果たすべき最低限の機能とサービスの内容を決め、加盟者の間でその徹底を図る。連合組織に加盟するファブラボのブランド力を高めるラベル認定制度の役割を果たすことが期待される。
ファブラボは、3Dプリンタをはじめとする装備を提供し、幅広い層に自前のものづくりの機会を与えるのを目的とした施設で、マサチューセッツ工科大学(MIT)が始めた取り組みが世界的に広まった。MITは、無料提供を柱とするガイドラインを定めており、フランスでは、2009年にオープンのトゥールーズの「Artilect」がこのガイドラインに即した初の設置例となった。現在、フランスには、ファブラボを名乗る施設が全国に200ヵ所を数えるが、MITのガイドラインに即した施設はそのうち55ヵ所となっている。フランスでは、ファブラボの46%が団体による運営で、このほか、企業による開設が17%、大学による開設が17ヵ所を占めている。企業がスタートアップ企業やイノベーションの誘致を目的に開設するケースも増えているが、一般公開がない、有料であるなど、ファブラボの本来の理念からは離れた施設も増えてきているという。