オランド大統領、フィデル・カストロ氏と会談

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5月11日にキューバを訪問したオランド仏大統領は同国の歴史的指導者だったフィデル・カストロ前国家評議会議長(88歳)と会談した。カストロ氏は大統領を自宅に招かき、最近の関心事である気候変動、環境汚染、水や食料へのアクセスなどの諸問題について協議した。12月にパリでのCOP21(気候変動枠組条約締約国会議)を控え、外遊のたびに訪問先で気候変動対策への協力を呼びかけている大統領にとっても渡りに船の話題であり、両者は50分にわたり話し合った。
フィデル・カストロ氏は独裁者として批判されることもおおく毀誉褒貶の激しい人物だけに、オランド大統領が会談を要請したことにキューバの反体制派は強い反発を表明しており、フランスでも右派はもちろん左派陣営内ですら批判的な反応がみられる。大統領は仏大使公邸での演説で、フィデル・カストロ氏を「20世紀の最後の重要人物」「歴史を作った人」と形容し、「フィデル・カストロ氏はキューバの歴史であり世界の歴史でもある」などと会談の歴史的意義を強調したが、同時に、同氏の責任をめぐっては当然ながら論議があり、フランスでも支持と批判の双方があると認めた。