ベジエ市市長(FN系)、イスラム教生徒の把握で物議に

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極右政党「国民戦線(FN)」の支持を得てベジエ市市長を務めるロベール・メナール氏は5月4日、テレビの討論番組に出演した機会に、ベジエ市の幼稚園・小学校では生徒の64.6%がイスラム教徒だと発言した。市長はこの数値の出所について、生徒の名簿の名前を数えたものだと言明、それをする権利がないことは知っていると述べた上で、名前を見れば宗教は分かる、とも付け加えた。
フランスでは、人種や出身などに依拠したリストを作成することが法律により禁止されている。ベジエ市を所轄する地検は5日、この件で予備捜査を開始、同日に市役所などの捜索を実施した。また、FNを除いて政界は与野党を問わずにメナール市長の行為を糾弾しており、オランド大統領も、「共和国の価値に反する行為」と非難し、厳正に処罰されるとコメントした。
この問題でメナール市長は5日、教育省が作成したリストを用いたものであり、子どものリストを作ったことはない、などと説明。その上で、移民問題を自由に語るためには、出自等に基づいた正確な統計を得ることが不可欠だとして、バルス首相に対して、首相がエブリー市の市長時代(2009年)に約束したように、出自別の統計の作成を可能にする法案を提出するよう呼びかけた。