ルピラ砂丘の国有化、手続きが開始に

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ルピラ砂丘(ジロンド県)の国有化に向けた手続きがこのほど開始された。民間の所有者150人から土地を買い取り国有化する。観光資源としての保全と活用を進める法的基盤を固めることを目指す。
ルピラ砂丘は、アルカション湾の入り口に位置する海岸にあり、高さは110メートルと欧州で最も高い砂丘として知られる。幅は500メートル、砂の体積は6000立方メートルに上る。506ヘクタールが自然遺産として指定されているが、うち公有地は130ヘクタールのみで、残りは150人が250の区画を所有するという全国でも異例の構成となっている。地元自治体が行わせた鑑定調査によれば、同砂丘には毎年200万人の観光客が訪れ、その経済効果は年間1億6800万ユーロに上る。地元経済の61%が観光に由来しており、砂丘保全の重要性は大きい。
買い取りの手続きは、砂丘の公益性認定を経て行われる段取りとなり、砂丘及び森林は公的機関の海岸保全庁が、駐車場などの設備は地元の自治体が作る組織が、それぞれ買い取る。この地区の所有権が古い時代からのしきたりに由来していることもあり、区画の確定と所有者の特定自体に困難があり、作業には時間がかかる恐れもある。