バローレック、2000人の追加削減を予告

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仏バローレック(シームレス鋼管)は4月29日、1-3月期業績を発表した機会に、全世界を対象に2000人の追加削減を実施すると予告した。主要顧客部門である炭化水素業界で、原油安を背景に設備投資需要が急激に冷え込んでいることから、状況に対応するため生産能力の削減をさらに進めることが不可避になったと判断、追加の人員削減に踏み切ることを決めた。
1-3月期の生産量は41万2000トンとなり、前年同期比で25%減少。売上高も17.2%減の10億5000万ユーロに後退した。EBITDAは5300万ユーロで、実に4分の1に減少した。最終損益は7600万ユーロの赤字となった。同社は2014年にも、2.2%の減収(売上高は57億ユーロ)を記録、9億2400万ユーロの最終損を出しており、2月の時点で1400人の削減計画を予告していた(2014年時点の世界従業員数は2万3000人)。業績の後退が1-3月期にも続いたことから、これに追加する形で、2000人を削減することを決定。欧州では、生産能力を33%削減することを目指すが、各工場がそれぞれ特定の製品を生産していることに配慮し、工場の閉鎖は行わず、全体的に生産能力を絞り込む形にして、対応して人員を削減することを決めた。内訳は、仏国内で900人、ドイツで600人を削減。残りは主にブラジルで削減する。また、フランスでは、ノール県サンソーブ市の製鉄所を維持する目的で、同製鉄所に出資して事業規模の確保に貢献する産業界のパートナーを物色する方針を示した。