テロ計画の容疑者が逮捕に:パリ郊外で教会を狙ったテロを計画

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カズヌーブ内相は4月22日、パリ郊外でキリスト教教会を狙ったテロを計画していたと見られる男が19日に逮捕されたと発表した。この男はシド・アハメド・グラム(24)。アルジェリア人の学生(情報処理専攻)で、19日朝にパリ13区の路上で負傷して倒れているところを発見された。男は銃弾で負傷し、血を流していた。警察は血の跡を辿り男の自動車を見つけ、内部から、機関銃や拳銃、防弾チョッキや警官に変装するための制服などを発見した。また、付近にある男の自宅からは、13区に隣接するパリ南郊でのテロを準備する計画文書などが押収された。容疑者は治療のため入院中。
他方、同じ19日には、13区に隣接するビルジュイフ市内で、32才の女性が自身の車の中で銃弾を浴びて死亡しているのが発見されていたが、車内に残された血液が容疑者のものと一致していることと、容疑者が保有していた銃が犯行に使われていたことが判明しており、容疑者がこの事件に関与していたことが確実視されている。警察では、男がテロに利用する目的で女性の車を奪おうとして女性を殺害、何らかの事故で自らも負傷したものと推測している。
シド・アハメド・グラム容疑者は、今年に入りシリアへの渡航を企て、当局に逮捕され、後に釈放されていた。当局は同容疑者をテロ関連の要注意人物としてリストアップし、監視対象としていた。警察は、容疑者の家族などが居住するサンディジエ市(オートマルヌ県)で関係者を逮捕するなどして、事件の背後関係を調べている。容疑者の行動様式に計画性が欠け、訓練が不十分であることを窺わせる点も多いことから、今回の事件は、テロ志願者の裾野が広がりつつあることを示すものとも受け取られている。バルス首相は、フランスのキリスト教徒、カトリック教会が狙われた模様だと言明、憂慮の念を表明した。