オランド大統領、テレビ出演で若者にアピール

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5月に就任3周年を迎えるオランド大統領は4月19日、有料テレビ放送局カナルプリュスの政治討論番組「シュプレマン」に出演した。この番組は毎日曜日の昼に放送され、有料加入者でなくとも視聴でき、若い視聴者に人気がある。大統領が日曜日の昼にテレビ出演することは例外的で、側近筋も意外感を隠していないが、大統領はこの新機軸により、若者向けにアピールしようと試みた模様。
大統領は番組の中で、勤労学生支援策として、25才未満の若者を対象に新規導入される「就労手当て」などについて説明した。また未成年の見習い訓練生を受け入れる企業に対する優遇措置も今秋から実施すると約束。
さらに、激しい論議の的になっている諜報活動法案については、大統領自ら憲法評議会に違憲性の審査を請求する意向を表明し、注目された。同法案はテロ対策のために諜報機関による監視活動を強化する内容で、自由侵害に当たるとする批判も強い。世論調査によると、特に25才未満の若者層では法案に対する警戒心が強く、これも若者に配慮した発言と受け止められている。
一方、極右政党を批判した際には「ルペン国民戦線党首は1970年代の共産党のビラのような話し方をする。共産党は外国人の追放を求めていなかった点だけが違う」などと発言し、共産党の反発を招くという失言もあった。