エアバス、A400M開発計画の責任者を解任

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エアバス・グループは1月29日、軍用輸送機A400M開発計画の責任者を務めるドミンゴ・ウレニャ氏を解任し、後任にフェルナンド・アロンソ氏を起用すると発表した。A400Mは製造体制の不備から、引渡し日程が大幅に遅れており、責任者を挿げ替えててこ入れを図る。アロンソ氏は、エアバス・グループで飛行試験担当のシニア・バイス・プレジデントを2007年以来務めている。責任者の交代に加えて、エアバス・グループ子会社のエアバス・ディフェンス&スペース(軍用機・宇宙機)のゲルベルトCEO の下に、A400M計画の「監査委員会」が新設されることが決まった。
エアバス・グループは先に、A400Mの採用国の一つである英国政府に対して、引渡し日程が遅れることを通知して謝罪。マネジメントを強化して対策を講じると約束していた。この約束に沿って、新人事が公表された。
A400Mを巡っては、数ヵ月前から採用した各国からの批判が高まっていた。うちドイツは53機を発注、2014年末に最初の機体の引渡しを受けたが、ハーネスの一部に断熱被覆が欠けているなどの不具合875件を通知し、不満の意を表明していた。ドイツ政府も引渡し日程(2015年に5機の引渡しを予定)が守られないことを懸念している。エアバスは、22機を発注した英国政府には、2015年までに7機を引渡すと約束している。