最後のフランス人人質が解放に

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3年前にマリ北部で拉致され、アルカイダ系テロ組織の人質となっていたセルビア系フランス人のセルジュ・ラザレビッチさん(50)が12月9日、解放された。オランド大統領が同日に発表した。世界で人質になっているフランス人はこれですべて解放された。
ラザレビッチさんは2011年11月、マリ北部で同じくフランス人のフィリップ・ベルドンさんと共に拉致された。ベルドンさんは2013年7月に、マリ北部で遺体で発見された。当初、セルビア系という出身などから、ラザレビッチさんが何らかの諜報活動に携わっていたとする説も流れたが、仏当局はこれを否定し、商用で現地を訪れた一般人であることを確認している。解放に至った経緯は不明だが、数週間前に、ラザレビッチさんの動画が犯人グループにより公開されたばかりで、これで交渉に向けた接触に弾みがついた可能性がある。また、オランド大統領は、特に、ニジェールとマリの両国政府の協力に感謝の念を表明した。ラザレビッチさんは9日、ニジェールの首都ニアメに到着、10日にフランスに帰国する段取りとなっており、特にニジェール政府が解放に向けた交渉に関与したと見られている。仏政府は例によって、身代金は一切、支払っていないと言明しているが、何らかの交換条件があったのは確実と見られており、現地報道によると、ラザレビッチさん誘拐の実行犯2人などが釈放されたという。