映画スターの報酬制限が導入に

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CNC(国立映画センター)は11月28日、映画スターの高額報酬の制限につながる措置を決定した。スターに一定額以上の報酬を与える映画作品について、製作の公的支援を行わないことを決めた。
CNCは、映画製作向けの公的支援の窓口の役割を果たしている。新規制では、製作予算が700万-1000万ユーロの映画については同予算の5%、予算がそれ以上の映画については99万ユーロを上限に設定。これを超えるギャランティ(入場料収入の分配分を含まず)が「スター」(俳優、監督、脚本家など)に支払われる場合には、一切の公的援助を付与しないことを決めた。高額報酬の映画製作が禁止されるわけではないが、その場合は公的援助を利用することはできなくなる。
フランスの映画産業における「スター」の報酬は、世界興行成績で見劣りする割には、米国の映画産業並みに高いといい、近年問題視されるに至っている。主演が得た報酬の合計額は、2011年の4900万ユーロに対して、2012年には6300万ユーロへと実に29%の大幅増を記録している。2013年には映画の興行成績が全体に振るわなかったことから低下したものの、かなり高い水準にあることには変わりない。ある推計によると、ダニー・ブーン主演の「Supercondriaque」の場合は、製作予算3100万ユーロに対して、主演、製作、脚本などを手がけたダニー・ブーンが600万ユーロ(20%近く)を得た。