アリアン6ロケット、開発計画が承認に

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欧州宇宙機関(ESA)参加国の閣僚会議が12月2日まで開かれた。アリアン6ロケットの開発計画に着手することを取り決めた。
アリアン6は、現行のアリアン5を後継する次世代ロケット。2020年の打ち上げ実現を目指して開発を進める。一時は、アリアン5の改良型の開発を優先し、アリアン6の開発を先送りにするという構想も浮上したが、米国で格安ロケット「スペースX」が台頭するに及んで、競争力がある新型ロケットを開発することが急務との考え方が主流となった。開発費用について難色を示していたドイツも、出資率に見合った事業をドイツ国内で獲得することを条件に、最終的にアリアン6の開発を承認した。
採用された開発計画は、エアバス・グループと仏サフラン(航空機エンジン製造など)の宇宙機事業合弁が、設計から製造、販売、打ち上げ(打ち上げのアリアンスペースも合弁に合流)までを担当する主体として進める。事業者の整理と統合により、必要なシナジー効果と経費節減を実現する。アリアン6の仕様は、ブースター2基のアリアン6-2と同4基のアリアン6-4の2種とし、打ち上げ費用は前者が7000万ユーロ以下、後者(4.5トンの衛星2基を軌道投入可能)は1億1500万ユーロ程度となる。
開発費用は38億ユーロ程度で、仏領ギアナのクールー宇宙基地では、新たな打ち上げ台(4億ユーロ)が整備される。