チーズ販売業者に「手工業者」認定

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政府は12月2日、チーズ・乳製品販売業者に「手工業者」の認定を与えると発表。2015年3月までに関連政令を公布し、適用を開始する。
「手工業者」は、一定の技術を持つ職業が認定を受けられる。工芸家や料理人などのほかに、食品販売業では精肉業者や魚屋が認定を受けているが、チーズ・乳製品販売業者はこれまで認定されていなかった。業界は、食べ頃のチーズを育てる熟成などの技術をアピール、認定を求めて働きかけており、その努力が実った。「手工業者」認定を受けた業者は、商工会議所(CCI)に加えて手工業者組合にも加入することになり、それぞれに会費等を納付する義務が生じるため、負担は増える。年間で250-300ユーロ程度の負担増になるが、業界側は、優れた技術を消費者にアピールする材料になると考えて、認定を歓迎している。また、手工業者の認定を経て、職業高校においてチーズ販売業の技術教育が行われ、対応する卒業資格が発行されることになる。
フランスでは現在、量販店がチーズ販売の92%を占有しており、チーズ専門店は1980年代と比べると顕著に減少した。しかし、最近では、地方の特産品を求める消費者の志向もあり、専門店の人気は高まっており、国内の業者数は3200(うち6割は店舗、4割は市場の露天業者)を数え、その年商は8億2000万ユーロに上っている。なお、フランスでは、国内のチーズ消費は、1人当たりで年間25.9kgに上り、チーズへの支出は、食品支出の14%を占めている。