ギリアド社のC型肝炎治療薬の新薬価、大幅引き下げに

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

政府はこのほど、C型肝炎の治療薬「ソバルディ」(米ギリアド社製)の薬価設定に関する省令を公布した。本格的な販売に当たり、価格(12週間治療分)を従来の5万6000ユーロから4万1000ユーロに引き下げることが決まった。
政府は、高額の同治療薬が本格普及すると、医療支出の大幅増を招き、対応ができなくなると判断。C型肝炎治療薬を対象にした医療支出上限制度(上限超過の場合には製造者から特別税を徴収する)を導入する一方で、これを材料にギリアド社と交渉し、低めの価格設定を取り付けることに成功した。この価格は、欧州諸国中でも最も低いが、ある関係者によると、政府はさらに、この公式価格に対する割引を取り付けた模様で、従来価格の5万6000ユーロに対して半額程度が実質価格になるという。政府はその一方で、同医薬品の健保還付率を100%に設定したが、投薬は病院を通じてのみ行い、市中の薬局では販売しないこととした。
新しい薬価は、投薬開始分について2014年年頭に遡って適用され、ギリアドは差額を返還する義務を負う。また、政府が導入したC型肝炎治療薬の支出上限額は、2014年が4億5000万ユーロ、2015年が7億ユーロに設定されており、2014年分については、他社と共にギリアドに一定の特別税が課税されることになると見られている。